『坂の上の家』インタビュー③吉田裕太

SAF+PRODUCE #3 『坂の上の家』の出演者にインタビューしました。

第三回目は吉田裕太です。


―自己紹介をしてください。

みなさん、初めまして。吉田裕太と申します。

1994年8月4日生まれの獅子座A型24歳です。

趣味はボクシングとブラジリアン柔術。現在寿司屋でバイトしています。

一昨年1年間、文学座の研究所にて研修生として勉強させていただき、

今回共演する中村彰男さんからは、講師として直接ご指導を受ける機会もありました。

正直めちゃくちゃ緊張しています。先生と一緒の舞台に出るんですから。

頑張らねば、です。


―シアターグリーンとの出会いは?

2016年のSAF Vol.10にくらやみダンス『空耳の恋人』という作品で出演したのが出会いです。今回出演する太田ナツキも一緒に出ました。

立地がいいです。近くにはすごく綺麗な芝生敷きの公園があるし、周りにはおしゃれカフェや良さげな居酒屋がいっぱいあります。

稽古後によく呑みに行ってます。


―『坂の上の家』を読んでいかがでしたか?

素敵ですね。作りはシンプルなのに、世界がどんどんと広がっていく感じ。

ちゃぶ台のある居間での三兄弟の会話を中心に展開していっているのに、

舞台上には登場しない、彼らの両親だったり、彼らの住む街の全景だったりを、自然と想像してしまう。

舞台上に描かれているもの以上のものを、勝手にイメージしたくなるような。

だから、すごく喉ごしさっぱりな、押し付けがましくない、スッキリ、カラッとしたお話ですね。

あと夏が舞台です。夏っていいですね。

普通のそうめんや麦茶が、めちゃくちゃ美味しく感じる。いい季節です。

劇中でそうめんを食べながら麦茶を飲むシーンがあります。必見です。


―家族について教えてください。

父母弟2人の5人家族、僕は男三兄弟の長男です。

最近つくづく「家族」って変だなって思います。

ちっちゃい頃、トイレの電気をつけっぱなしにして、1万回ぐらいお父さんに怒られて、そのたびに超めんどくさいって思っていたのに。今では僕が怒るサイドの人間になっていたり。

弟たちと全然顔が似ていないのに、ある角度から見ると、そこからだけ、めちゃくちゃ似ていたり。

それなのに、性格は三兄弟全員バラバラだったり。

最近、ふと、「あれ?そういえば俺たち家族なんだったっけ」と思うことが多くなりました。

この感覚って「友達」とか「彼女」とかでは味わえない、不思議な感覚だと思います。

未だに家族ってよくわかんないです。


―最後にお客様にメッセージをどうぞ。

素直に、楽しんでいただけたらなぁと思っています。

きっと何かを持ち帰ってもらえると思います。


―ありがとうございました。

SAF+

シアターグリーン学生芸術祭(SAF)に参加した学生を中心に同世代の表現者達が集まり、互いに多方面において交流・扶助しながら舞台芸術活動、その他多岐に渡る企画を推進していきます。