『坂の上の家』インタビュー①大西一希

SAF+PRODUCE #3 『坂の上の家』の出演者にインタビューしました。

第一回目は大西一希です。


―自己紹介をしてください。

大西一希です。

1995年生まれです。

阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件が起きたり、ガッツだぜ!(ウルフルズ)がリリースされた年です。おぎゃー!ですよね。

劇するふわふわ中毒という劇団を主宰し、PAPALUWAという劇団の新団員でもあります。


―シアターグリーンとの出会いは?

先述した、劇するふわふわ中毒という自分が主宰している劇団でシアターグリーン学生芸術祭Vol.11に参加したのが出会いです。

作品は最優秀賞をいただき、個人でも俳優賞をいただき、少しだけ自分に自信がつきました。

駅からも遠くなく、僕は池袋駅をよく利用しますので、なにかと便利で観やすい劇場だなぁと前々から思ってます。


―『坂の上の家』を読んでいかがでしたか?

松田正隆氏の脚本は初めて読みました。

普遍性があり、今もなお親しまれている理由がよくわかります。

いくつかの切り抜かれた日々を暗転を挟みながら進行します。どれも変哲のない会話で構成され、しかしながら事件性もあり、攻撃力が凄いです。一生懸命に生きる三兄弟の話。

最近の自分の生活を切り抜くとするならば、飲食のバイト中、お客様に胸ぐらを掴まれ、店員のユニフォームのまま交番に行ったことです。あの日は一生懸命でした。


―大西さんの家族について教えてください。

僕がこの世で1番尊敬するのは父です。

家族のために生き、僕と母を愛しているのが伝わります。

母とは好きなものが一緒です。

いつも深夜遅くまで語り合います。

僕の夢は結婚をすることです。

僕が育ってきたような家族を作りたいし、父みたいな父になりたいです。

役者で食っていくのは2番目の夢です。


―最後にお客様にメッセージをどうぞ。

必見です。若者が新劇に挑戦する小劇場を見る機会はなかなかないと思います。

素直によく出来た脚本だし、演出家の稲葉さんや共演者の中村さんを始め、力のある先輩方にも注目していただきたいです。

演劇の面白さを実感し、演劇の面白さを伝えられるよう、ステキな公演にします。

やっぱりこの仕事はやめられない、と。


―ありがとうございました。

SAF+

シアターグリーン学生芸術祭(SAF)に参加した学生を中心に同世代の表現者達が集まり、互いに多方面において交流・扶助しながら舞台芸術活動、その他多岐に渡る企画を推進していきます。