これまでの歩み
SAF+produce vol.1『希望人の海から』+『芸能海兵ウズメ組』
SAF+の第一弾プロデュース公演は、シアターグリーン学生芸術祭(SAF)Vol.7において最優秀賞を受賞した「第27班」と、優秀賞を受賞した「レティクル東京座」の2団体合同公演。
■「希望人の海から」(長編作品)
【脚本・演出】佐々木瞳
【あらすじ】
2003年の日本海沖。マグロの遠洋漁業に出港した漁船では非人道的酷使がまかり通る職場環境であった。そこから逃亡しようと試み、臨時用の小さなフェリーに乗り脱出した乗組員のコマツ、シミズ、エンドウ、レイナ。彼らには船を操縦する技術は無く、あえなく遭難してしまう。減ってゆく食糧やガソリン。進めど進めど陸は見つからず。迫りくる絶望を前にして次第に冷静さを失う4人。
コマツの妹、ナミコは長崎県の離島で兄の帰りを待っていた。しかし兄は一向に帰らない。それでもナミコはひたすら兄を待つ。
2003年に小惑星探査機「はやぶさ」の打ち上げが行われ、2010年にはやぶさが帰還した。その旅は果てしなく、そして孤独であった。その様子をドキュメンタリー番組「開拓者達の航海」で紹介していく。
いくつもの場面が交錯的に繰り返され、ラストへと繋がる「帰る」為の物語。
【出演】
鈴木研、高橋沙樹、富田喜助、初野祐奈(以上、第27班)
石川水木、板橋優里(劇団SHOW)、小川千尋(創像工房infrontof.)、木幡雄太(アナログスイッチ)、
佐藤陽友(実験劇場)、中野雄斗((石榴の花が咲いてる。))、藤木陽一、三宅勝、
もりみさき、渡辺伸一朗(アナログスイッチ)
■「芸能海兵ウズメ組」(短編作品)
【作・演出】 赤星ユウ(レティクル東京座)
【あらすじ】
大日本帝國の崇高なる海を守る帝國海軍。その中には傷つく兵士を歌って踊って慰問する、戦場での芸事を司る・通称「芸能海兵ウズメ組」という部隊が存在していた。
ウズメ組に配属された新米海兵・岩望都(いわもと)テツミは日々厳しい稽古に汗水垂らしながらもウズメ組の輝かしき「スタァ」となるためアイドル中央略奪戦争の渦中へ潜ってゆく!
華やかなアイドル部隊の舞台裏、は、愛憎渦巻く万華鏡ピトレスク!
【出演】
青海アキ(レティクル東京座)、上岡福音(劇団活劇工房)、古俣晨(劇団回転磁石)、
さとうみさき(ニシキ荘)、篠原正明(ナカゴー)、長谷澤和子(劇団活劇工房)、東侃輝(劇団唐ゼミ☆)、
星秀美、松浦智美(オムプロモーション)、山田勇亮(劇団今夜が山田/しもっかれ!)、山本沙和、吉澤清貴
■会場
シアターグリーンBASE THEATER
■STAFF&CREDIT
舞台監督:黒澤多生(劇団SHOW)
舞台美術:松坂貴大(劇団SHOW)
音響:川越太郎(第参校舎)
照明:寿里(白昼夢)
宣伝美術:伊佐奈月(in企画)
制作:SAF+
票券管理:ハイカラテクノガール
当日運営:よしよしこ(アナログスイッチ)、田中幸子
プロデューサー:朝比奈文邃
企画制作:(株)リロ・プロダクション
製作:(株)アリー・エンターテイメント、SAF+事務局
主催: シアターグリーン、(株)アリー・エンターテイメント
協力:in企画、アナログスイッチ、オムプロモーション、劇団今夜が山田、しもっかれ!、劇団回転磁石、劇団唐ゼミ☆、劇団活劇工房、劇団SHOW、(石榴の花が咲いてる。)、実験劇場、創像工房in front of.、第27班、第参校舎、ナカゴー、ニシキ荘、白昼夢、レティクル東京座
SAF+produce 2017『逝ったり生きたり~ver GREEN~』
★★3年ぶり…帰ってきたSAF+★★
小劇場、夏の風物詩シアターグリーン学生芸術祭(SAF)。11年目の新生SAFを記念して、プロデュース企画「SAF+」が3年ぶりの復活。
出演は岡本セキユと田中健介。若手最注目の彼らが初共演にして烈烈たる二人芝居に挑みます。
★★原作は高校演劇、伝説の舞台★★
原作『逝ったり生きたり』は2010年初演の高校演劇。
大阪・大谷高校の女子生徒らによって上演され、全国大会では創作脚本賞を受賞した伝説の舞台が今回、大幅なリメイクを経て東京の小劇場に蘇ります。
【原案】東尾咲
【潤色/演出】片瀬由紀奈
【出演】岡本セキユ・田中健介
【STORY】
青い空白い雲、光る校庭、屋上に影
セーラー服をなびかせて
たかこ が足を踏み出せば
世界はぐるり旋回し
気づけばここはICU
特別集中治療室
「あなたは…」
「うぉりゃぁぁぁ」
「にしお さん!!」
たかこ と にしおが逝ったり生きたり
青春の臨死体験、始まる
SAF+SHOWCASE
いいへんじ『過眠』
劇団襟マキトカゲ『キラキラ』
譜面絵画『新津々浦駅・北口3番バスのりば』
2018年5月15日(火)~5月17日(木)@シアターグリーン BASE THEATER
【SAF+SHOWCASEとは】
毎年7月から8月にかけて、東京・池袋にあるシアターグリーンではシアターグリーン学生芸術祭(Student Art Festival=SAF)が開催されています。
学生劇団に、キャンパスを離れ、広く一般のお客様に作品を見てもらう機会を提供しようと2007年にスタートしたこの催しは、昨年2017年までに過去11回行われ、来場者総数は2万3950人に及んでいます。
最優秀受賞団体は、翌年のおうさか学生演劇祭に招聘され、第1回はゴジゲンが大阪で公演を成功させました。そして昨年最優秀賞を受賞したふわふわ中毒の大阪公演が3月に控えています。
このように、SAF参加団体が、SAF終了後も積極的に活動できるように支援することを目的として、SAF+という枠組みが設けられています。
SAF+では過去2回プロデュース公演が行われましたが、今年はSAF+SHOWCASEと銘打ち、SAF Vol.11の優秀賞を受賞した2団体と、演出賞を受賞した1団体の、計3団体を招き、30分×3団体=1時間30分のショーケース公演を開催する運びとなりました。
若く才能と活気あふれる3団体の公演を、是非ご覧ください。
【いいへんじ】
『過眠』
作・演出:中島梓織
出演:内田倭史(劇団スポーツ)
萩原涼太
眠っても眠っても眠い!
眠っても眠っても眠い!
眠っても眠っても眠い!
三回くり返したことに!
特に意味はありません!
君はこういうのが嫌い!
いいへんじ…
早稲田大学演劇倶楽部(通称エンクラ)から派生した演劇ユニット。
2016年11月結成、2017年6月旗揚げ。
答えを出すことよりも、わたしとあなたの間にある応えを大切に、
ともに考えるための作品づくりを目指しています。
@ii_hen_ji
http://ii-hen-ji.amebaownd.com/
【劇団襟マキトカゲ】
『キラキラ』
作・演出:望月香菜子
出演:神谷有咲
三ヶ尻怜司
寺本鈴奈
早く、早く、かわいいって言えよ、早く。
インスタ、ツイッター、FB、YouTube。
女の子はキラキラしてたい、いつだって。
劇団襟マキトカゲ…
2014年結成。
現在脚本・演出の望月香菜子、役者の神谷有咲、宣伝美術の太田亜優美の3人が所属。
耽美的な雰囲気を持った世界観の物語は、哲学的なセリフを伴って、聴覚から視覚へ、
役者の身体を通して、視覚から他の感覚へと伝染させる。
それは観客の中の記憶すらも引き出す。
時に色として、また一つの感情として、劇場を一つの感覚に染めてゆく。
@xxx_makitokage
http://erimakitokage.amebaownd.com/
【譜面絵画】
『新津々浦駅・北口3番バスのりば』
作・演出:三橋亮太
出演:小見朋生
宮ヶ原萌
飯塚シオン
稲垣廉
河崎正太郎
輿石恒太
白鳥悠香
鳥居咲夏
目線をもう一度はがして、いい感じに結び直したら、いい方向に向かうかもしれない。
あっちか、こっち。
思ったより遠くなかった、思ったより遠くなかった。
譜面絵画…
関東を中心とした演劇集団。
2016年5月に発足。
全ての脚本と演出を三橋亮太が手がける。
@Fumen_Kaiga
http://fumenkaiga.wixsite.com/fumenkaiga/
【アフタートーク】
各回終演後、主宰3名とゲストによるアフタートークを開催。
【5月15日(火)19:00~】
今村圭佑
Mrs.fictions主宰。
『15 Minute Made』という、1ステージ内で6つの団体がそれぞれ15分ずつの短編舞台作品の上演を行い、小劇場演劇界から起こる新しい流れを社会に発信するイベント公演を企画している。
過去の主な参加団体は、演劇集団キャラメルボックス、柿喰う客、DULL-COLORED POP、月刊「根本宗子」など。
【5月16日(水)14:00~】
半澤裕彦
本多劇場制作部。
下北沢演劇祭にて、『下北ウェーブ』という「下北沢の演劇シーンに新たな波をおこす団体を発掘する/ 育成する」「劇場公演のあり方を再発見する」を命題に掲げた若手支援企画を手掛ける。
下北ウェーブ2018にはいいへんじ、スペースノットブランク、東京夜光の3団体が選出。
徳永京子氏による公開講評や、演劇批評誌「紙背」での戯曲・批評掲載、観劇三昧下北沢店での公開討論会など、公演に限らず幅広い企画を実施している。
【5月16日(水)19:00~】
水谷八也
早稲田大学文化構想学部教授。
専門は20世紀英米演劇。ジョン・オズボーン『怒りをこめてふり返れ』の翻訳で第10回小田島雄志・翻訳戯曲賞を受賞。
現代演劇に明るく、葛川思潮社、柴幸男(ままごと主宰)、中野成樹(中野成樹+フランケンズ主宰)、藤田貴大(マームとジプシー主宰)をはじめ、様々なジャンルの演劇人とトークイベント等で言葉を交わしている。
【5月17日(木)13:00~】
加藤弓奈
急な坂スタジオディレクター。
STスポット横浜館長を経て、急な坂スタジオの立ち上げに参加。
ディレクターに就任以降、若手アーティストの創造活動をサポートするプログラムに取り組んでいる。
急な坂スタジオでは現在、柴幸男や藤田貴大がそれぞれレジデントアーティスト、サポートアーティストとして活動の場を与えられている。過去には岡田利規(チェルフィッチュ主宰)がレジデントアーティストとして活動していた。
【5月17日(木)18:00~】
池亀三太
花まる学習会王子小劇場新芸術監督。
花まる学習会王子小劇場は若手劇団への積極的な支援をしており、2年に1回、若手の劇団を中心とした演目を揃えた佐藤佐吉演劇祭を開催している。
佐藤佐吉大演劇祭2018in北区にはシラカン、劇想からまわりえっちゃん、クロムモリブデン、Mrs.fictionsらが参加。全40日間の会期中、約30演目が全10会場で上演される。
※アフタートーク司会:谷川清夏
「平田オリザさんとコミュニケーションについて考えるワークショップ」主催、下北ウェーブ2018制作アシスタント、佐藤佐吉大演劇祭2018in北区インターン等を経験。
【スタッフ】
舞台監督:水澤桃花(箱馬研究所)
照明:朝倉白水
音響:久志瞳(HitmYusica)
宣伝美術・撮影:田中雄一朗
フライヤーモデル:石井玲歌 神谷有咲 木村のばら
制作:田中雄一朗 / 石本秀一 大川あやの 行成小夏
【主催・製作】(株)アリー・エンターテイメント
【協力】シアターグリーン / シアターグリーン学生芸術祭運営事務局
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